オーケストラに行ってきました

 プロフィールの「最近はまっていること」に「のだめカンタービレ」と書いたように、つい最近はまりました。前から本屋でその表紙に魅かれつつ、中身がみえないので躊躇していたところ、友人から強力にお墨付きをもらい、借りる段取りになっていました。ところが、忙しかった仕事がひと段落着いたときに、無償にマンガが読みたくなり、借りるまで我慢ができず古本と新刊を数日で買占め、夜更かしして目をしょぼしょぼにして読みました。「ダ・ヴィンチ」で特集もしていたので、かなり流行っているマンガなんですよね。

 「のだめ」を読んでたら、無性にコンサートに行きたくなり、オーケストラも聴きたくなり、衝動的にコンサートチケットの買いに走ってしまった・・・。ちゃんとしたオーケストラを聴いたのは、もう何年も前に1回きり。

 それで日曜日に新潟市の「りゅーとぴあ」に国立パリ管弦楽団を聴きに行ってきました。やっぱり、「生」ですわ。私は基本的にクラシックは詳しくなく、単たる「のだめ」からのミーハークラシック初心者ですが、生で聴くと本当に全然違う。時に「うとうと」もしますが、ある瞬間、わーっと体が反応したり、オーケストラそのものが生き物のようで、音が波のように感じられました。オーケストラそのものや指揮者も良かったんだと思うけど(チケットも高かったし)・・・。

 アンコールのビゼーの「アルルの女」第1組曲の「アダージェット」も弦楽器がきれいに重なって、最後は吸い込まれるように静かに音が消えていった。初めて聴いたけど、きれいな曲だった。コンサートのアンコール曲って結構好きだなあ。ラヴェルの「ボレロ」は有名な曲だけど、初めてちゃんと最初から終わりまで聞いたような気がする。同じ旋律が延々と繰り返されていく中で、いろいろな楽器がソロを演奏し、重なり合っていき、少しずつ全体が盛り上がっていくところにゾクゾクきた。でも、よくわからないけど、最初のドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」が終わったときは、何だか涙が出そうになった。これは、演奏がどうのというよりは、オーケストラそのものにうれしくなったんだろうなあ。

 土曜日に友人である「ながいけ山音楽工房」さん主催のチェンバロのコンサートも聴いた。これはこれでとってもよかったけど、オーケストラってのはまた別物なんだと思う。

 家のへぼい音源とは雲泥の差で、とても味わうことのできない音の空間なんだよね~。

 安い席でいいから、またオーケストラのコンサート行きたいな。「のだめカンタービレ」のおかげで、(出費していますが)また楽しみができた。千秋さまみたいな指揮者がいたら、絶対行くぞ!でも実は真澄ちゃんとかが結構好き・・・(すみません、マンガネタで・・・)。

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