おすすめマンガ 「はみだしっ子」三原順

理論物理学者の野尻美保子先生のツィッターを見ていると、
ときどき発作的にyoutubeの動画を次から次へと紹介していることがある。
そうすると私にとってすんごい懐かしい曲がときどき混じっていて、
20年ぶりくらいにかつて好きだったアーティストに会えたりする。
(スザンヌ・ヴェガとかマイク・オールドフィールドとか)
当時はまだインターネットがまだ市民社会に普及していない頃。
こんな人たちだったのか、こんな人になったのかと、
2、30年ぶりくらいに感慨に浸れる。
野尻美保子先生は実は同世代なのだ。
つぶやきにも懐かしい漫画家の名前が時々出てくる。
私は読むだけなんですが、
本当に同世代ですね・・・と勝手に心の中でつぶやき、
マンガの趣味も結構重なっていると推察され、
親しみも勝手に感じている。
それで三原順さんの「はみだしっ子」について、
最近ちょっとつぶやかれていて、
久しぶりに読んでみようと思い、
実家に置いてあるマンガの箱を物色する。
そうしたら、1巻~3巻がないんだよね~~~。
(もちろん昔の花とゆめコミックスさ)
どうして無いのか全く記憶にない。
まあとりあえず4巻から読み始める。
PART-10「山の上に吹く風は」から4巻は始まる。
30年ぶりくらいに読んだ。
昔はこのマンガで泣いた覚えはないのだけど、
今回は涙がこぼれ出た。
このマンガのすごさは今の私の方が実感できる。
最初に読んだのは高校生の頃で、
マックスの似顔絵を書いた覚えがある。
(かなり似ていたと思うよ)
あまちゃんのピヨピヨ高校生だった私には、
このマンガの奥深さを味わうよりも、
マックスの似顔絵を上手に書く方にはまっていたようだ。
文章量が多いので、
体力ないと読めないけど
マンガと思わなければいい。
登場人物の心理描写には繊細さと深みがあり、かつ容赦がなく、
読者にもずーっとお前はどうなんだと問い続けているような作品なので、
読むほうもきついけど、
書いたご本人も書いている当時は相当苦しかったのだと思う。
だけど三原順さんにとっては、
マンガという表現手段があったことは
幸せなことだったのだろう。
最後もえっここで終わるんだという終わり方で、
後は読者にゆだねられた。
かなり重いマンガだけど、
傑作であることは間違いない。

話は違うけど、先日ニコニコ動画で攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Societyを見てた。
これはカッコイイ映画。
タチコマァァァァァァ~~~~~~~~~~!!!
その後、神山健二監督の次回作の発表会見までみてた。
最も多いときで20万アクセスとか言っていたけど、
友人に話したら、
私の年で見ているひとはあまりおらんだろ、
全くオタクなんだから・・・・と言われた。
次回作は「じぇろじぇろないん」らった。
来年の秋公開予定。友人と観に行く約束をした。
新潟市で009の劇場でおばさんの2人組を見かけたら、
それでは私達である可能性が高い。
じぇろじぇろメンバーカッコよすぎになっていた。
009も昔の小学館マンガ文庫で結構持ってるよ。

おすすめマンガ 「はみだしっ子」三原順」への1件のフィードバック

  1. いい意味でのオタク、ね^^

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    はみだしっ子  なつかしかぁぁ・・・・
    たしかに・・・ 中学生時代、あの膨大なネームに翻弄されて
    しまいには読むのをやめていた。
    今なら 読めるのだろう
    そう考えると アレって ほんとに少女誌に掲載すべきだったのか?!
    1995年にわずか42歳で三原せんせはおなくなりになったらしい
    それにも ちと オドロイタ
    じぇろじぇろ公開まで しねないな

    返信

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