おすすめ本 「ゼロリスク社会の罠」 佐藤健太郎著

現在進行中で読書中の本。
知っておいてよい情報が書かれている本だと思う。

そのP108~109に「カビないパン」に関する記述がある。
本に記載されているように検索して以下のページにたどり着いた。
http://www.ffcci.jp/information/img/kaiho_4-1-3.pdf
ちょっと長いけど時間のあるときにぜひ読んでみてほしい。
この本もそうだけど、
これを読んで自分自身にも当てはまることが多かった。
実はもう20年以上は前に「カビないパン」の話を聞いた。
当時は添加物名までは言っていなかったけど、
○○パンは添加物が多いからカビが生えないという話で、
私はそれから○○パンをあまり食べなくなった。
そして上記の本や文章でも指摘されているように、
天然、自然のものなら安心というイメージは、
私の中にしっかり植えつけられている。
私は化学には疎い一般ピーポーで、
上記の本や文章で指摘されている、
量の概念は完全に抜け落ちている。
それはこのブログにも以前書いたけど、
洗濯洗剤についても同じことだった。
化学って確かに毛嫌いされる分野だと思うし、
テレビでも物理よりさらに取り上げられない分野だと思う。
だけど生活に密着している分野なので、
私たちはもう少しきちんと知る必要がある。
特に技術の進歩が目覚しい現代社会ではなおさらだ。
私の頭の中も常に更新、書き換えが必要だ。
以下上記の本の102ページから引用。(自分のためのメモ)
「・・・・どんなものであれ、食べるものには必ず何らかのリスクがあります。食べたものが消化分解されてエネルギーに変わってゆく過程では、必ず活性酸素が発生し、DNAや各種重要分子を傷つけてしまいます。
 食事をするということは、いってみれば、生きるために必要な栄養やエネルギーをとり入れる一方で、少しずつ与えられた命を削っていく過程でもあるのです。もちろん、食べずに生きていくことができるわけもありませんから、これは生命に与えられた宿命に他なりませんが。
 現在、寿命を延ばすことができると科学的に証明された方法が一つだけあります。それは摂取カロリーを通常の7割程度に減らす-「腹七分目」に食べることだそうです。・・・」
この章(「第2章 「天然」大好き、「化学的」は大嫌い・・・・の罠)の最後の文章(P117)
「 多種類のものをバランスよく食べる-何だか実につまらない「秘訣」ですが、信頼できる栄養士ほど、こういう基本を徹底しているようです。・・・・
 真理というのは、えてしてこのように、売上や視聴率にはつながらない、あまり面白くないものであるようです。」
そうそう案外地味なことなんだよね。
大切なことって。

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