おすすめ本 「原発ホワイトアウト」

書評を見て図書館で予約をして、
やっと回ってきた。
読み始めて一気に読んだ。
確かに小説ではあるけれど、
自民党、官僚、電力業界、自治体などの記述については、
これはドキュメンタリーなのでは・・・くらいの勢いだ。
下記のリンクは今月のニュース記事である。
【原子力規制委の人事】 原子力ムラと関係深く 再稼働へ人選基準「無視」
この内容とほぼ同じことが、
この本の中に出てくる官僚の言葉で語られていた。
その言葉通りに現実がなっていることに驚愕する。
国家公務員として働いている人が書いているだけに、
リアリティが強い。
電力システム改革、原発の再稼動についても、
本の中の保守党(どうみても自民党)、
電力業界、官僚等の目論見が語られている。
原子力をめぐる利権の構造は、
庶民の想像を遥かに超えるものらしい。

世の中にもっと読まれてよい本だと思う。

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