そうだ!伊勢神宮へ行こう 「風日祈宮(かぜひのみのみや)」の巻

五十鈴川の支流、島路川にかかる風日祈宮橋。
この橋を渡った先が風日祈宮(かぜひのみのみや)。
ネット上ではここはパワースポットという記述をよくみかける場所。
この辺り全体が澄んでいてとても気持ちのよい場だ。
20120924-11
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朝早かったけど、既にぼちぼち人がいる。
以下ウィキペディアより
「風日祈宮は内宮の境内別宮である。祭神は外宮(豊受大神宮)別宮の風宮と同じ級長津彦命・級長戸辺命で、内宮神楽殿前から南方へ向かう参道にある風日祈宮橋(かざひのみのみやばし)で五十鈴川支流の島路川を渡った先に風日祈宮がある。
風日祈宮御橋は長さ45.6m、幅4.6mで、内宮前の宇治橋を小さくしたような橋である。最初にかけられたのは室町時代の1498年(明応7年)で、南端の擬宝珠(ぎぼし)に「太神宮風宮 五十鈴川御橋明応七年戌午本願観阿弥 敬白」と刻まれている。古くはこの橋がかかる川が五十鈴川本流とされており、この橋を五十鈴川橋と呼んだ。もっとも長い川が河川の本流と定義され、島路川と呼ばれてからは風日祈宮橋と呼ぶのが一般的となった。
別宮とは「わけみや」の意味で、正宮に次ぎ尊いとされる。内宮の別宮は風日祈宮のほか境内に荒祭宮(あらまつりのみや)1宮、境外に月讀宮(つきよみのみや)、瀧原宮(たきはらのみや)、伊雑宮(いざわのみや)、倭姫宮(やまとひめのみや)ほか4宮があるが、風宮が別宮となったのは1293年(正応6年)で、1923年(大正12年)創建の倭姫宮の次に新しく、順位は内宮別宮10社中9位とされる。
古くは現在の末社格の風神社であったが、1281年(弘安4年)の元寇の時に神風を起こし日本を守ったとして別宮に昇格した。」

ガイドさんも説明してくれたのだけど、元々は末社だったのが、
別宮に昇格したという。
一体誰が昇格を決めたのかなあ?
いろいろ考えると???という点がたくさん出てくる。
以下「」内はウィキペディアより引用。
「伊勢神宮には、太陽を神格化した天照大御神を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮が存在し、一般に皇大神宮を内宮(ないくう)、豊受大神宮を外宮(げくう)と呼ぶ。(中略)広義には、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)を含めた、合計125の社宮を「神宮」と総称する。」
正式名称は伊勢神宮ではなく「神宮」。
神宮は内宮、外宮を頂点として、
125もの社宮を管理している。
なかなか組織化されている。
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島路川の風日祈宮橋にも木除杭がある。
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島路川もきれい。
橋の上でぼーっとしていたい。
これが適うのは早朝だけだと思う。
昼間は人が多すぎる。
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この橋も宇治橋と同じく遷宮のたびに架け替えられる。
ただ宇治橋と風日祈宮橋は社殿と時期がずれているので、
現在は既に架け替えられている。
まだ新しいヒノキの香りが漂っているし、
鳥居を触ってみるとすべすべしていて気持ちよい。
神様そのもののことはさておいて、
風日祈宮を昇格させたのは、
どう考えても人間だし、
当時の為政者の都合で、
神道などのシステムも構築されてきたのだと
思わざるを得ない部分は多々ある。
けれども何百年に渡り現在まで維持し続けているこの土地は、
私たちにとっての財産になっていることは事実だ。
神宮というシステムに土地が守られている。
特に伊勢神宮は式年遷宮というシステムを生み出したことが、
土地だけでなく文化の継承にもつながっている。
こういうことがシステムがうまく機能しているという
ことになるのだろう。
昼間に歩くと、園路を掃除している人も多い。
ボランティアでなくパートかアルバイトか職員だと思うけど、
神様の住まう土地だからきれいにという気持ちも、
そういう人の中にはきっとあると思う。
神職の人達も神様にお使えしているということが気持ちが、
自分の振る舞いに影響しているだろう。
(アルバイトらしき大学生は?だけど・・・)
土地の力に加え、
スタッフの人達が毎日枯葉を掃き園路をきれいにし、
神職の人が通りがかりに社宮の方向に一礼をしていく。
そういうことも伊勢神宮を訪れる参拝者が、
とても清清しい気持ちになる要因の一つとなり、
やっぱりここには神様がいらっしゃるような気がして、
お参りをする。
そう考えると、人々の神様を想う気持ちが、
その場に力を与え、神様を作り出しているとも言える。
伊勢神宮がパワースポットと言われる所以は、
土地の力も大きいけど、
この土地を維持してきた人間の想いの力もかなり大きいのではと
ブログを書きながら思う。
続く

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