子どもに温泉の入り方を指南するおばちゃん達がいる温泉

昨日久しぶりに出湯温泉へ行ってきた。五頭温泉郷の一つ。出湯温泉のお寺の脇の共同浴場は200円。洗い場はなく、湯船の周りでみんな体を洗ったり、髪を洗ったりしている。
地元の人が7、8割って感じだな。お湯は柔らかくて、かけ流し。いい温泉なので人も多い。
昨日は5、6人くらいおばちゃんたちが湯船につかり、私もおばちゃんの一人だけど、ちょっとよそ者っぽく入っていたら、小学生の女の子が一人で入ってきた。その子は湯船からお湯を汲み、1回体にザブッとお湯をかけ、そのまま湯船に入ろうとしたら、すかさずおばちゃんの1人が、「お尻洗った?」と声をかけた。「お尻を洗ってから入るんだよ」と言われた女の子は、素直にお尻を洗い、それで入ろうとしたら、もう一人のおばちゃんが「もう2、3回流してね。」とまたチェックが入る。女の子は素直だったので、もう2、3回流してから入ってきた。入った後で、おばちゃん達にいろいろ教えられたり、聞かれたりして、素直に答えていた。
その後に妹やお母さんも入ってきた。その女の子は今日のおばちゃん達から言われたことを、絶対忘れないと思う。これから温泉に入るときは、お尻をキチンと洗ってからはいるはずだ。
最近あまり見ないような風景が普通にある温泉。出湯って感じ。いいなあ。
その後、あるおばちゃんは私の行動もちょっとチェックしてた。すみません、初心者で。
たまたま昨日、一昨日とNHKが取材に来ていたらしく、「ふだん着の温泉」という番組で取り上げられ、全国放送で流れるらしい。また別のおばちゃんに5月17日の午後2時だからね~と教えてもらった。知ってます、その番組。
風呂から上がり脱衣所で着替えていたら、その小学生も上がってきた。そしたら、そこにいたおばちゃんに、「奥さん、あんたの孫かい?」と言われた・・・・・・。せめて娘って言って。最後におばちゃんから強烈な一撃を食らう。やられました。
出湯に向かう道中の桜やコブシの花がとてもきれいだった。

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