旧山古志村のアルパカ

日曜日に中越地震で全村避難した旧山古志村に行ってきた。
ただの観光なんだけど、去年から母が行ってみたいというので、
アルパカを見がてら連れていった。
走っていると山肌には地すべりの跡と思われる部分や、
新しそうなトンネル、
新しい土留めなどが時々目に飛び込んで来る。
錦鯉の看板も多くあって、
ニュースとかでは知っていたけど、
錦鯉の生産もずいぶん元に近い形になっているような
印象を受けた(実際のところはわからないけど)。
物産を売っている現地の方々とちょっとお話をしたときには、
(お話といっても商品の話だけど)
地震からもう6年半なんだなあとちょっとしみじみした。
皆さんここまで来るのに相当いろいろな思いがあったことと思う。
だけどちょっと何気ない会話をした程度でも、
雪深い山の人達のたくましさを感じたなあ。
きっとそうなんだと思う。
山古志はご存知のように全村避難で、
2007年に12月に全員仮設住宅から退去(今調べたら)。
もちろん帰村しない世帯もある程度ありましたが、
戻ってきた人は3年目の春を迎えたことになる。
今年は積雪が多く、雪解けがかなり遅かったと言うことだった。
谷にはまだところどころ汚れた雪が残っていた。
私は20代の頃に牛の角突きを見に行ったことがあるような気もするけれども、
初めて行ったに近い。
中山間地のきれいなところで、
今は風が爽やかで、新緑は美しく、鳥の鳴き声が響く。
棚田でね~。
今年は長野県境でも地震があり、
あちら方面は棚田や道が崩壊して、
今年は作付けができないところも多いらしく、
そんなことも思い出した。
高齢化が進み、大変なことも多いと思うけど、
都市部よりも(この場合長岡市街地だろう)よりも、
雪の処理はしやすいと笑っていた。
また都会の人のほうが雪をいじるよねぇ~とか。
長岡市街地から車で30分程度で、思ったよりも全然近かった。
レストランが少ないので、
地元のおばちゃんたちがやっている店はすごい混んでいて、
ずいぶん待ちました。
それはいいんだけど、
天ぷらがイマイチからっと揚がっていないのが残念。
そこは商売なので、もうちょっと上手にあげて欲しかった。
ボリュームは多くて、山菜は美味しかった。
隣の席に5人の方が来られて、
動いてきたらしく水を頼んでいたので、
山菜取りかなあと思っていたら、
田んぼの世話をしてきたとのこと。
どうやら地元の人でなく、
中越地震の時の関わりからNPOを組織し、、
田んぼを借りて米作りをしているらしい。
メンバーには県外の人もたくさんいるということだった。
来週が田植えだと言っていた。
はさかけ米でおいしいですよ~とおっしゃっていたけど、
それはそうだろうなあ。
今回の震災で被害を受けた地域も、
まだ大変な時間が続くとは思うけど、
何年後かにはこんな姿が見られることを祈るばかりです。
アルパカはすっごく愛くるしい!
アルパカは山古志の人々を応援するために、
支援者のかたから送られた動物だ。
夏に行くと、毛が刈られていると思う。
あれだと暑くて夏は過ごせないだろう。
日曜日もテントの下の日陰から出てこなかった。
昨日や今日のヨガのクラスで山古志に行ったことありますか?と聞いたら、
ほとんどいなかった。新潟市からだと遠いイメージだけど、
長岡市からだと案外近い。
アルパカは動きが少ない動物だけど、
見ていてなんだか飽きない。
(動物ってそういうものかもしれないけど)
行ったことの無い人はぜひ!
いろいろな意味で行ってきてよかったなあと思いました。
20110515-3
以下クリックするとアルバムが開きます。
(もっとアルパカ!)

2011年5月 長岡市山古志地区アルパカ牧場他

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