自分の物差しを疑う

NHK総合で先週と今週の爆笑問題の番組で、
中国をテーマにした討論形式のプログラムをやっていた。
尖閣諸島問題で何やら日中関係はどうなるのかという雰囲気が
漂っている中での特集だった。
だけど、もちろん深刻な内容ではなくて、
とても興味深く見ていたんだけど、
先週の番組の中で、
あ~そうだったと思うことがあった。
中国人で日本でのビジネスで成功している人が、
「13億の中の1万人や2万人のデモは中国ではデモとは言わない。」
というようなことを言っていた。
言われて、中国の人口は13億だったと思い出した。
1,300,000,000人:100,000,000人=20,000人:x人
              x人=1538人
大雑把な計算だけど、
中国で2万人のデモは、
日本では1500人くらいのデモに相当する。
1万人だから大したことがないかどうかは正直わからないけど、
スケールがまるで違うということが、
たまに抜け落ちる。
マスコミが流す情報は取捨選択されている、
ほんの一面だけだということを、
気をつけないとどこかに置いて見てしまう。
そして、自分のなじんでいる物差しで、
ニュースを測り、イメージを作ってしまう。
13億という数字は、日本に暮らす私にとって、
正直想像もできないスケールだ。
そして国土は恐ろしく広い。
尖閣諸島自体知らない中国人はどのくらいいるだろう。
知っている中国人の方が少ないのではないだろうか?
私だって、尖閣諸島という言葉に触れたのは、
ここ最近の報道以降だと思う。
中国の報道に限らず、
いつでも、その度ごとに、
自分のスケールを疑い、
確認し、調整することが必要だと
今回の番組を見て、つくづく思ったりしてた。

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