カテゴリー別アーカイブ: クロール日記

プール日記(4) 

久しぶりにプールに行ってきた。
いつも行こう行こうと思いつつ、
気合いが足りなく挫折していた。
寒くなってきたからね~。
そんな折、生徒さんに、
「最近はプールに行っていますか?」と尋ねられた。
「最近寒くて、気合いが足りなくて・・・・(行ってません)。」
「プールに行くと体が温かくなりますけどね~。」
そういえばそうだった。
すっかり忘れていた、この事実を!
プールは(温水だけど)ちょっと涼しい場所だ。
だけどプールに行った後は、
体がちょっと温かくなる。
というわけで、今日は天気も良かったし、
久しぶりにプールに行った。
沈む人なので、伏し浮きを中心に練習。
今日は見てくれる人がいない。
やっぱり脚が下がっているようだ。
先日よりも少しは浮いているような気がするけど、
ダルマさんは全然だめ。
肺に空気を溜めて、体の上の方に重心を持ってくるつもりでやる。
クロールを上手に泳いでいる人を眺め、
その人になったつもりで泳ぐ。
まあ、時間はかかるということで。

プール日記(3) 沈む人

プールにはこれまで4回行った。
1回目:長岡のプールで個人レッスン
45分って短いなあ~と思っていたら大間違い!
準備運動もなく(それはきっと自分でしておくもの)、
いきなり「それではまず泳いでみてください。」と言われ、
10年以上はプールに入っていないのに、いきなり泳がされ、
25mプールの半分も行かないうちに苦しくなって足をつき、
インストラクターの若い兄ちゃんに、
「はいっ、わかりましたからもういいですよ。」と言われ、
バタ足から指導される。
それで何がきついかというと、
1対1なので、休む時間がないことだ!
次から次へと「じゃあ、次は・・・。」と言われ、
途中で「ちょっと休んでいいですか?」と言ってしまったよ。
次から次へと進むということは、
お兄ちゃん曰く、教えやすいですと褒められた。
それはうれしいけど、バテバテの私であった。
45分は全く短くなかった!
頭は自分が思っていたよりも下げる必要があることを知る。
イルカ飛びは全然出来ず。
お兄ちゃんインストラクターはあまり細かいことは言わない。
その代わりに、こうなっていますと悪いところを教えてくれた。
最後には必死に25mを泳ぐ。
とりあえず行ってみてよかったレッスンであった。
2回目:新潟市の市営プール
個人レッスンで習ったことを思い出しながらやってみる。
次の日、右肩と首が猛烈に凝っていた!!
水の中でまだいっぱいいっぱいで、
自分の腕の使い方のよろしくない癖が大全開したらしい。
余裕がないんだもん。
部屋の中で腕の回し方をいろいろやってみる。
結局ヨガでやっているのと同じ使い方だと思うけど、
水の中だと必死すぎてできない・・・・。
3回目:新潟市の市営プール
腕の回し方に気をつける。
プールの外の風景が見える。
へたくそな息継ぎのときに、水の境界線が見える。
息継ぎの時に人はどこが見えるのだろうか?
個人レッスンのときは上がっている手を見ろと言われたけど。
息継ぎで頭を上げようとすると胸が下がる。
上手な人を見ていると、
胸はそんなに下がらない。
頭の上げ方がとってもへたくそなのだ。
息もちゃんと吸っていないのかもしれない。
翌日はとりあえず前回のように肩こりにはならなかった。
4回目:新潟市の市営プール with 友人F
小学生から水泳が得意な友人Fと一緒にプールに行く。
F「じゃあ、ちょっと泳いでみた~。」
はい。
F「すごい下半身が下がってるな。まずは浮かないと!!!」
「じゃあ、これをやってみた~」と言われ、
素直にいろいろトライする。
伏し浮き。
F「どうして脚が開く~?バタ足はしないの!」
私「だって、沈むじゃん。」
F「沈まないよ!」
沈まない人には沈む人の気持ちはわからない・・・
Fはすごい浮く。
F「じゃあダルマ浮きは?」
私「小学生の頃はできたような気がする。」
それでやってみたら、足から沈んでいった・・・。
ブクブク・・・・。
もう1回。  
ブクブク・・・。
何度やってもブクブク・・・・。
ダルマ浮きも出来ないのか?自分!
F「なぜ沈む・・・」
私が聞きたいくらい。
私はプールの底に沈んでいることは得意で、
Fはすぐに浮いてしまい、それはできない。
昔、泳げる子と一緒にプールに行ったときに、
彼女もすぐ浮いてしまっていて、そこだけは感心された。
だからって浮きたい私には何の慰めにもならない。
F 「フォームはさ、○○さんはやれば出来るから、
そんなことよりも、まずは浮かないと!!
力を入れないの!」
おっしゃるとおりだと思う。だけどね~。
F「○○さんの細胞の1個1個が沈む沈むと思っているから沈むんだよ!」
私「・・・・(そんなこと言われても)。」
沈む経験がありすぎなのかも・・・。
それからやはり私は水の中に慣れていない。
F「ちょっとやそっと水を飲んだって死なないから!」
私はプールの水を飲むことにも慣れていない。
あまりに私が沈むので、2人でプールの中で笑いこける。
(人が少ない時間だった)
F「かなづちってこういう人のことを言うのか。
こんな沈む人初めてだよ。」
必死だせば、脚が沈みながらも25mは泳げるけど・・・。
クロールの息継ぎよりも腕の回し方よりも、
まずは伏し浮きができるようになることが、
当面の課題となった。
その前にダルマ浮きか・・・。
ネットで調べたら、
世の中には浮かない人が大勢いることも判明した。
沈むのは私だけじゃない!
ネットでいろいろ調べながら、
こんなことをするよりも、
プールに行ったほうがいいんだろうと思う。
こんな私が浮くようになって、
楽に息継ぎができるようになって、
100mくらい楽々泳げるようになるのは、
いつのことだろう。
先々が楽しみである。

プール日記(2) ボチボチ行っています

昨日友人Fと会ったときに、
プールの話をした。
「で個人レッスンでは、結局泳げたんかい?
あの後全然書いてないじゃん。」
はい、一応25mは泳ぎました。
だけど、まだいっぱいいっぱい。
10月8日に長岡のプールで個人レッスンを受け、
10日に新潟市の市営プールに行き、
今日18日も市営プールに行ってきた。
行くのにはちょっと気合が必要だけど・・・。
行く度にわかることがある。
伊勢神宮日記も残すところあと1回なので、
その後はプール日記になる・・・かな?
ほとんど自分の記録と化しているブログになっている。
一応プールに行っていますということで、
詳細はまた後で!

プール日記(1) 「なぜ、とうとう行ったのか?」の巻

私の長年の憧れの一つは、
クロールをゆっくりと長く楽々泳ぐこと。
昔のブログにもそんなことを書いた。
今日のおすすめ本: 「はい、泳げません」高橋秀実著
けれどもその後もプールには行っておらず、
かれこれ10年近く泳いでいない。
30代の頃に何回か新潟市の水泳教室に通ったので、
水が怖いことはない。
平泳ぎや背泳ぎは、
きれいではないけど25メートルくらいなら泳げる。
けれどもクロールはプールの半分くらいでもう苦しくなり、
25m泳げといわれたら、苦しくて必死になってようやくたどり着き、
精魂つき果てる感じ。
息継ぎをする度に沈んでいく。
水泳教室でプールに通っていたときに、
他のコースでゆっくり楽そうなクロールをしている人達をたくさん見た。
水と仲良しの人達。
自分もあんなふうに泳げたらどんなに楽しいかと妄想し、
バチャバチャとほとんど前に進まず泳いでいた。
だけどプールに行かなくても不自由は無いので、
結局プールからは遠ざかっていた。
今は新潟市の水泳教室は時間帯が合わないし、
スポーツクラブは・・・・・高い。
そんな私がプールに行ったきっかけは、
先日出演させてもらったFMポートでの遠藤麻理さんとの会話だ。
ついクロールの話をしてしまった。
それは大体こんな内容だ。
「フェルデンクライスメソッドとかの影響ですか?
そうですね、例えば私は今はクロールであまり泳げませんが、
やればきっと泳げるようになると思えるようになりました。」
昔の私よりも、今の私の方が、
からだを使うことについては、
うまくできるようになれると思える。
最初はうまくできなくても、
少しずつなら上手になれそうな気がしている。
まあ、ラジオであんなこと言っちゃったことが、
前からあこがれのクロールをやろうと思うきっかけになった。
言っちゃった手前、やってみようかと。
それでもう1年以上前からパソコン前の壁のボードに貼ってあった、
長岡のダイエープロビスフェニックスプールのチラシを見て、
個人レッスンの申し込みの電話を入れたのが7日。
8日に受けられればベストだけど、
祝日だから難しそうだと思ったら、
指導員がいれば大丈夫とのことだった。
男性指導員指でもよいかと聞かれたので、
構わないと返事をしたら、
8日で受講できることになった。
その長岡のプールは民間だけど、
会員でなくても個人レッスンが受けられる。
ビデオ撮影もあると書いてあったので、
こりゃいいやとずいぶん前からチラシを貼っておいた。
興味はずーっと持っていた。
レッスン料は45分で3500円、プール使用料が550円。
45分って短いと申し込み時は思っていた。
それで8日に個人レッスンを受けに行きました。
続く

今日のおすすめ本: 「はい、泳げません」高橋秀実著

図書館の企画コーナーに置いてあった本を借りた。
泳げなかった著者が、スイミングスクールに通いながら
「泳げる人」になっていくノンフィクション。
久しぶりに本を読みながら笑いが止まらなくなった。
私は泳げなくはないけど、クロールをしていると、
どんどん下半身が沈んでいき、25mがやっとこさの人間である。
なので、著者の疑問、心のつぶやきは、
「うんうん、わかるよ!!」と納得できる部分は多い。
私が小学生の頃、学校の水泳用のキャップには、
ゴムひもが縫い付けられている生徒と、
何もついていない生徒がいた。
確かクロールで15m泳げた生徒は短い紐。
25m泳げた人はそれよりも長い紐。
50m泳げた人には、なんと2本も額に飾られていた。
3本ついていた人もいたと思う。
水泳が出来ない子供を尚更水泳嫌いにする、
すぐれたシステムを当時の学校は持っていた。
泳げる子には励みになるけど、
泳げない子の劣等感を強化する。
だって、「私は泳げません」と言っているようなもんだ。
今の小学校では、
運動会で順位をつけないという話を聞いたことがあるけど、
それもなんだかな~~~って感じだ。
どっちも極端すぎ。
それはともかく、
何も紐がついていない私はプールの時間は苦痛以外の何者でもなかった。
息継ぎをしようとするたびに、沈んでいく小学生の私・・・・。
当時の私がえらいのは、ずる休みはしなかったことだ。
(かなりまじめだった・・・)
えらかったよ、自分。
著者は「ウソをつく」ことをそこで覚えたと書いてあった。
この本でナイスと思ったのが、
インストラクターの桂コーチ。
これまでの私の(短い)プール人生には、
著者を「泳げる人」に導いた桂コーチのような人は、
プールの周りにはいなかった。
30歳過ぎてから、市のスイミング教室にも何回か通ったけど、
こんなユニークは人はいなかった。
市の教室でカリキュラムが決められているせいか?
「泳ごうとしてはいけません」(by桂コーチ)
「私は、水泳を泳がそうなんて思っていませんから」(by桂コーチ)
また、この本は、いわゆるhow to本ではないけど、
何だか上手に泳げない自分でも、
泳げるようになれそうな予感を与えてくれる。
ものごころがついたときには、既に泳げていた人や、
泳ぐことに何の障害もなかった人にもオススメ。
そういう人達には想像もつかない世界や考え方が
書かれていると思う。

そういえば、
きれいに、楽そうに、
長い距離を泳げるようになることは、
身近な夢の一つだった。
プール、行こうかな・・・