1日にオープンした長岡市のアオーレ長岡が今週いっぱいは見学自由ということで、
母を連れて月曜日に行ってきた。
土日はイベント目白押しで相当な人手だったみたいだけど、
月曜日も平日の長岡の駅前周辺としては、
信じられないくらい人がいた。
アオーレ長岡(クリックすると開きます)
市役所が移転して、それだけでも長岡駅周辺の飲み屋さんは、
ずいぶん助かるのではないだろうか?
駅が違いので電車通勤になったり、バス通勤にした職員もいるだろうし、
(私のいとこは見附市から電車通勤になった)
帰りに一杯もやりやすくなった。
(いまどきの人はどちらにしてもあまりしないかもしれないけど)
昔の場所では基本的に自動車通勤がほとんどなので、
飲んで帰るのは、予定をしていない限りむずかしかったはずだ。
(地方都市はこのへんが都会と違う)
長岡市もいわゆる中心市街地が空洞化している一地方都市で、
それを何とかしようと市役所が老朽化していることもあり、
厚生会館の跡地に市役所の移転が決まった。
(私のいとこはぶーぶー言っていたらしい。職員にすれば当然の反応だろう。)
設計は有名な建築家さんに頼み、
ワークショップなんかもたくさんやって市民を巻き込みつつ、
数年前から市報等でさんざん市民に宣伝(?)をして、
この4月1日にオープンし、
市役所機能ばかりでなく、
市民も利用できる空間になった。
建物は立派で、明るくて、ちょっと新潟市にはないような建築物だ。
見学も楽しかった。
映画のロケでおしゃれな空間として使うこともできるぞ。
ナカドマは寒かった・・・。
今は議場も見学できて、
議員や議長に椅子にも座ることが出来た。
初めての議場ですよ!
普通入れないし(もしかしたら入れるのか?)、
一般ピーポーには縁がない場所だ。
議場の椅子は相当に座りやすくて、
長時間座ってもあまり疲れにくいようなものだった。
いまどきの椅子に感動する。
市の会議室の椅子は、
新しいものではなく、前のを再利用していたけど、
議場の椅子は作りつけの素敵な椅子だった。
椅子はつくりつけなのだけど、
ほんの少し前後移動するのさ。
それで立ちやすいしな~。
うまく説明できないので、
時間のある人はぜひ見学に行ってください!
傍聴席の椅子も座りやすい椅子でした。
傍聴席は2階なので、手すり代わりにガラスがあって、
落ちないようになっていたけど、
すでに指紋がベタベタついていた。
母いわく、「掃除がたいへんら~ね~。」
母は木材が飾りとして多用されている設計に、
ホコリをどうやってとるのか、
ホコリがたまらないのかということが、
やはり気になったらしい。
このアオーレ長岡でポイントが高いのが、
議場がガラス張りで外から良く見えること。
議員は居眠りできないし、
この配置だけでも議会が市民にとって、
身近に思えるような気がする。
議場を建物の1階前面に配置したのは、
とってもナイスな設計だと思う。
私が議場にいたときに、
見学に来たおねえさんが、
こんな無駄なことを・・・ようなことをボソッと言っていた。
おそらく天井の木のパネルのことを言っていたのだと思う。
議場になくても特に問題ないものだし、
この飾りのためにある程度の金額もかかっているのだと思うけど、
その辺は私はちょっと意見が違う。
それこそ機能だけ考えれば、
ただの箱でいいとも言えるし、
建築物で無駄な飾りが多いものももちろんたくさんあるけれど、
私はアオーレに関してはそんなに思わなかったなあ。
その話題性で人が集まり、議場が身近なものに感じられ、
ただの大きい会議室のような場所よりも、
議論がしやすい雰囲気づくりに貢献できるような気がするからだ。
こんな立派な建物ができるなんて、
ちょっと長岡ってすごいかもと市民が思えるような建物ができたと思った。
母がそんなことをぼそっと言っていた。
まあそう思わない人もたくさんいると思うけどね。
「こんなの建てて無駄だ」と一言で終わる人もいるだろう。
だけど残念ながら旧新潟市域には、
そういう話題になったり市民が誇れるような公共施設は今のところないのだよ。
母が通っている火曜日の午前中の太極拳の教室では、
アオーレの話で持ちきりだったようだ。
母が住んでいる地域は駅が徒歩圏内なので、
みんなアオーレに行こうと思えばすぐ行ける人達だ。
母が行っといてよかったと言っていた。
その辺の戦略が長岡はちょっとすごいと私なんかは感じている。
アオーレ長岡に行きました
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