死刑について話すことはあまりないけれど、近年世界では死刑を取りやめている国が増える中で、日本ではなぜ増えているのか、と思っていた。
この本は小学校高学年から中高校生向けに書かれている本だけど、死刑のことを正直何も知らない私にとってはわかりやすい本だったし、知らないことが多く書かれていた。
先日教育テレビのETV特集で死刑囚の永山則夫の特集番組をみたときも死刑のことを少し考えた。
そういえばyomyomで小野不由美の十二国記の新作が発表されていた。重い内容の短編だったけど、現在の日本の有り様に通じるものがあり、死刑が作品の題材の一つになっていた。
私達は死刑について知らなすぎることを実感させられる本だ。そして私達が知らなければならないことが書いてあると思う。内容は死刑だけでなく裁判員制度などについてもわかりやすく書かれている。私と同じように死刑のことをあまり知らない多くの人達に読んでもらいたいと思った。
オススメの本 「きみが選んだ死刑のスイッチ」 森達也著
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