空気を読まない糸子さん

ちりとてちんの主人公のお母さんの糸子さん。
和久井映見がとぉ~ってもいい味を出していて、私が和久井映見を見直した役だ。
糸子さんには周りの空気は関係ない。自分に正直な本当にマイペースなキャラクターだ。
「空気読めよ」といろいろな場面で心の中で思うことは確かにある。
空気を読むことは確かに必要な時も多いと思うし、シチュエーションによっては大事になる。
空気を読むことは周りに合わせることであり、裏を返せば自分の評価を落としたくないという気持ちにもつながっている。
空気を読めないことはカッコ悪いことなのだ。
糸子さんには、自分がカッコよく見えるとか見えないとか、他人からどう思われるかといった類のモノサシが自分の中にない。言わなければならないと思ったことは、ちゃんと言う。
だから、糸子さんは何かの突破口を開くきっかけになることが多い。
先週の話でも、師匠を弟子の落語会に引っ張っていけたのは糸子さんの力だ。
シンプルなまっとうなことをキチンと伝えるだけなんだけど、そういうことって結構難しい。
最近ラジオで数人のゲストで進めていた番組を聞いていたときに、皆が空気を読まないで勝手に好き勝手なことを言っていたのが楽しかったと、ゲストの誰かが言っていた。
空気を読まない発言や行動で失礼になってしまう場合もあるので、その辺の按配というかTPOは必要だと思う。
だけど礼儀をわきまえつつ、空気をそれほど気にしないことは、話がどこに行くか、その場がどう展開するかわからない、スリリングなわくわく感にもつながっていく。
誰かに何かをちゃんと伝えなくちゃと思った時は、空気よりも自分の気持ちに正直に、直球勝負も時として大切だよなあと、先週のちりとてちんの糸子さんを見て思った私でした。
その後がテレビのようにうまく運ぶかどうかはわかりませんが・・・。
ちりとてちんの中で糸子さんの名場面はこれからも数々出てきます。
糸子さん以外の名場面も数多いです。正直笑いのツボにもはまります。
必見の名作です!!!
※上記のことはネット上のやりとりでなくて、対面のやりとりを想定しております。

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