2月9日のクローズアップ現代、樹木希林最高!

今日のクローズアップ現代は樹木希林さんがゲストだった。

「がんを“生ききる”~残された時間 どう選択~」

電話が来たので最初のほうはきちんと見ていなかったけど、

最後の方の会話がとても良かった。

(最初の取材部分も良かった)

(再放送をワンセグで録画して、会話を書き直しました)

 

・・・がんとともに10年以上、からだの中で暮らしてきた、

一体どうやったら

うまく生きることができるのか、

今そこから感じていらっしゃるものはどういうことなんでしょう?

 

私の場合はね

自分を俯瞰で見るというか、第三者の眼でみるところがあるんですけど、

それでもずーっと落ち込むことはあるわけですね

仕事では落ち込まないけど、

命というものを、最初にあっ、ないんだと思ったときなんか

 

でもね、ほら、昔汲み上げる井戸みたいなものがあったじゃないですか

最初は水出てこないの、空気だけ。

 

だけどね、それと同じように、

いつもは仏頂面をしているのですけど、

そういうときは誰もいなくても、

わらうの

わらうの

わらうの

そしてちょっと自分の頭をなでるの

そしたら笑っているうちに

井戸じゃないけど、だんだん水がこみあげてくるみたいなね、

そういうやり方ね。

 

それからね、うれしいことをするっていうかね。

例えば、クローズアップ現代なんですが、出てくれますか?

(と言われたとき)

出ます!(もうこの辺でエンディングの音楽が流れてきた)

国谷さんに会いたいから。

私ね、国谷さん、本当に素敵な仕事ぶりだと思っているの。

それでね、NHKは大変な財産をお持ちだなあと思って、

私はいつもね、大好きな番組です。

 

国谷さん:ありがとうございます。いつまでもお元気で。(少し涙声?)

 

いつまでもなんて・・・(話の途中で番組終了)

 

「わらうの」と言う樹木希林の声と顔が

やわらかくて、美しくて、涙が出てきた。

菩薩様か仏様入ってた。

また改めて、すごい俳優さんだとも思った。

 

樹木希林のあり方が素敵だった。

 

それから、すごいのは

樹木希林のNHKに対する皮肉たっぷりのひそやかな抗議。

(生放送でそれもクローズアップ現代で言うなんて、

樹木希林はロックだと!と話題になっていたとのこと)

 

国谷さんが降板するクローズアップ現代は

もうクローズアップ現代じゃない。

クローズアップ現代+なんてしないで、

NHKは番組名を変えてほしい。

優秀なきれいな局アナウンサーを5人揃えたとしても、

国谷さんの代わりは務まらない。

だって”局”アナなんだから。

 

国谷さんのクローズアップ現代があるNHKと、ないNHKとでは

価値が違う。

政権の言いなりのNHKは公共放送ではない。

 

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