ハーバード白熱教室と母

昨年NHK教育で放映され、
話題になったマイケル・サンデル教授のハーバード白熱教室。
正義とは何か?
政治哲学についてのハーバード大学での一連の講義を公開した番組だ。
視聴者の反響が大きく、
サンデル教授は来日。
東大でも白熱教室を開催し、
やはりNHK教育で放映された。
新潟市の図書館で、
この講義をまとめた本を予約しているけれど、
借りることができるのは、
まだ当分先になりそうだ。
(それだけ人気がある)
私は最初の放送当時はみていなかった。
今年の正月(だったか昨年末)に一挙再放送したものを録画して、
この1月から視聴している。
見ているとやっぱり面白いと思う。
録画用DVDデッキが実家にしかないので、
大体月曜日の午前に1話ずつ見ていて、
今日は5話目。カントの話だった。
母は新聞を読んでいることが多い時間帯だけど、
今日は新聞の休刊日。
読むものがないのでちょっと一緒に見ていたらしい。
母:「この大学は日本でいうと東大みたいなところんが?」
私:「うん。」
しばらく視聴。
・・・・・
母:「大学って、当たり前のこと教えてるんね。」
私:「・・・・」
母は昭和10年生まれの中卒。
母はサンデル教授の言っていることを理解しているのか、
カントを理解して言っているのか、
私にはわからない・・・。
わからないけど、
母・・・ちょっとすごい。
母は飽きたらしく、
番組の終わりまで視聴せず、
家事に戻っていった。

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