工場の祭典に行ってきた その2 鏡面研磨初体験

工場の祭典2日目と4日目は鏡面研磨の体験をした。

4日目、日曜日の午後は今回の最大イベント(私にとって)で、
体験費用も最大で、時間も最長の体験だ!
これが第一希望が既にいっぱいで、日曜日の午後ならまだ空いているといわれた。
㈱山崎研磨工業さんでの日本酒の杯づくり。

体験参加者はノートに住所などを書いたので、
見ると県外からの人もいた。(男子だった)

私が電話した後は、すぐいっぱいになり、
断った人も何人もいたらしい。
1回の定員は6人だ。

それではこれから始めますか!というときに、
大きな体の大きな声の若者が入ってきた。
山崎さんたちがうれしそうな声をあげる。

どうやら昨年体験に来た人で、
とても印象的な人だったらしい。

今年はとりあえず挨拶と思ってきました。
これお土産です。(ひよこ)
今、××さんのところで包丁買って、
言われたラーメン屋で食べてきました!

ああ~鍛冶道場に通っているんだってね。

そうなんです。××さんに、おまえ俺のところで包丁買えと言われて。
××さん、名前入れるのも上手ですね~。

ああ、あの人もこだわりがすごいからな~。

とか盛り上がる。

 

さて出来上がったものはこれです。

DSCN2683

この内側は社長さんが磨いてくれた。
ピカピカすぎる!!!

鏡ですね!と言ったら

だって鏡作ってっるんだて!と言われた。

売り物ではないのに、
丁寧に納得いくまで一つ一つ磨いている。
体験と言えど、自分の納得のいかない変なものは渡したくないらしい。
根っからの職人さんだ。

写真だとわかりにくいけど、内側に満月が浮かびあがっている。
現象なんだって。

実際の売り物は、今回の体験よりも工程数が多く、
これとは違うらしい。(値段も倍以上だ)

DSCN2678

外側を磨きました。山崎一家が助けてくれる。

梨地という光っていないところからはじめ、
その梨地をとり、
さらに鏡面加工にしていく。
バフというものを2回変え(だから3種類使った)、
バフにつける研磨剤を3種類使ったことになる。
あまり細かい説明は受けずに、
とりあえず言われたとおりに磨き、
磨き残しがないかチェックしてもらい、
また磨く作業。
バフを変えるたびに磨く方向も変える。

集中して磨いている脇で、
見学者が次から次にきている。

見学する人は、
初心者の体験者が作業しているのをみることになるので、
ごめんなさい状態だけど、
ときどき山崎一家が磨いているし、
社長は内側や口を磨いたりつくったりしているので、
本当は見学のメインになるであろう社長の仕事を
少しは見ることができたことを祈る。

見学者を気にする余裕は全くなかったけど、
外国人もいた。体験中は写真を撮る余裕はない。
車じゃないと不便だけど、
県外からの人達はどうやって動いているのかな?

山崎息子さんから、
初めてですか?上手ですね~と褒められ、
ちょっといい気になる。

DSCN2676

口のところと内側は社長が作ってくれる。
口をつくったときに、なめてみて何か変なところはないか、
しっかり感じてみてと聞かれる。
全然わからない。
(厚さが違う部分を感じたが、
それは自分が削り過ぎた部分らしい)

お土産を持ってきた若者は、
昨年この部分ですごいこだわりをみせ、
社長の職人魂に火をつけたらしい。

社長はきさくな面白い人で、奥さんもさっぱりしている感じで、
まじめそうな息子さんと3人でやっている小さな工場だ。
3人ですか?というと、なかなかねーと言われた。

NHKBSのイッピンで紹介されてから問い合わせがすごく多いらしく、
NHKはやっぱりすごいと奥さんが言っていた。

13時から16時までの予定だったけど、
15時前に終わってしまった。

金曜日に別の場所でカップの鏡面加工の体験もしたのだけど、
そこはすぐに終わってしまい、ちょっともの足りなかったけど、
こちらでは十分やらせてもらった感がある。
楽しかったな~。

外で少し立ち話をしていたら、
奥さんが差し入れの缶コーヒーを
はい、お土産と言ってわたしてくれる。

まだやっている人も何人かいて、
中から呼ぶ声がする。

それでは(他の参加者の人から聞いた)青空市に行ってみますと
挨拶をして後にした。

 

その青空市がまたすごかった。

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