なかなか新刊が出なくて、一年以上ぶりに3巻が出た。
待ってたよ~。
吉田秋生の日常を切り取った作品は本当によくて、昔から「河より長くゆるやかに」とか「夢見る頃を過ぎても」とか名作が多い。「カリフォルニアストーリー」とか「Banana fish」とかのハード系もいいんだけど、久しぶりの日常が舞台のこの「海街dairy」シリーズ。
一話ずつがキラキラした一粒の真珠のようで、それがつながって全体のストーリーがつくられていく。主人公の4姉妹を中心として、家族、友人、職場、恋人など、それぞれが様々な関係性の中で迷い、苦しみ、悩み、笑いながら、それぞれの時計の針を進めて生きていく姿が、ゆっくりとしたテンポで丁寧に書かれている。
私は鎌倉に縁もゆかりもないが、舞台になっている鎌倉の街の雰囲気がマンガのさらなる奥行きを作っているように思う。
マンガ好きなら是非読んで!!!のオススメコミックです。
おすすめ本 「海街dairy」1巻~3巻
コメントをどうぞ