これはすごい本でした 「冷血」 高村薫著

昨日は「冷血」上巻を読む。
夕飯に味噌汁を作ろうと煮干を水に浸しておいたのに、
本を読んでいて味噌汁を作らず、
そのまま今日まで持ち越す。
昨日の夕飯に冷凍しておいた豚肉を食べようと、
冷蔵庫に移してあったのに、
それも食べず。
今日は豚肉と煮干のだしを使わなければならない。
お昼にサトイモを使って、
冷蔵庫にある肉を入れて豚汁を作ることにした。
作りかけてから、煮干を入れた水があることを思い出し、
豚汁にその水を入れたら、
かなり微妙な味になってしまった。
まずいものはめったにつくらないけど、
これはあまりいただけない。
一晩置いたしまったために、
煮干のだしがかなり出ている。
それと肉のだしがどうもあまり仲が良くない。
悲しい。
今日は「冷血」下巻を読む。
図書館から借りてある本で、
実は期限が切れているので今週には返さないとならない。
上巻の第1章はなかなか読む進まなかったが、
第2章に入ると一気に加速する。
高村薫の小説は最初がかなり読みにくいが、
そこをどうにか耐えて読み進むとはまる。
下巻で涙してしまう。
小説が読み終わる前に用事で外出する。
世界が少し変わっているような気がする。
高村薫の小説は、
小説が持ちえる力を再確認させる。
軽い本ではないし、
幸せになれる話でもない。
けれども多くの人にお勧めしたい本だ。
アマゾンのレビューを読んでみると、
私が上手に言葉で言いあらわせない感じを、
うまく表現されているものがいくつかあった。
カポーティの「冷血」は読んでいないけど、
読んでみようか。
20日日曜日のNHK特集の行き場のない高齢者の番組を見て、
その後「冷血」を読み終わった。

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