せっかくの人生初ビジネスなのに、
夜の便なのが悲しい。
チェンマイからバンコクまでは19:00台で、
バンコクから日本へは22:00台に発ち、
翌朝7時前に成田に到着する便。
チェンマイからバンコクまでは国内線。
さすがにシートが広くてゆったりしている。
乗り込むとすぐにウエルカムドリンクを持ってきてくれた。
隣は太っている中国系の若者で、ずーっとゲームをしている。
シート毎に液晶のディスプレイがあって、
手元にリモコンがある。
私はディスプレイにどんなメニューがあるのか興味津々で、
適当にいじっていたら、中国語表示になってしまった。
どうやったら日本語もしくは英語の表示にできるのかわからない。
もたもたしていたらご飯が運ばれてきた。
テーブルに「布の」テーブルクロスが敷かれる。
写真を撮れば言葉で書かなくてもよくわかるだが、
ささやかな虚栄心から写真は1枚も撮っていません！
やっぱり撮っておくべきだった。
虚栄心なぞかなぐり捨てた方が面白かったのに・・・。
フライトは1時間程度。
食事はあまり思い出に残っていないので、
期待したような美味しいものではなかったと思う。
バンコクへのフライトはそれほど感動的なものではなかった。
バンコクのスワンナプーム国際空港は広い。
チェンマイから到着後、
どこに向かったらいいのかよくわからない。
空港の人に聞いてやっとわかる。
バンコクからの便では、2階の席だった。
国内便のように隣の席はなく、
通路を挟んで反対側に席がある。
またもウエルカムドリンクが来る。
そして席にはダウンの高級そうなブランケットが袋に入って3枚も置いてある。
それからヘッドフォンやら、スリッパやら、
いろいろ入ったポーチが配られた。

その中身。

実は家に帰ってきてから中身を見た。
靴下やリップクリームが入っている。
このポーチそのものもがとても使えそうな品物である。
エコノミーではありえないセットだわ。
乗ってからすぐに（だったかちょっと忘れたけど）、
食事のメニューが配られ、どれかを選ばなければならないらしい。
私は勘違いしていたのだけど、
朝食のメニューだった。
いろいろ食べすぎなので、お粥みたいなものを選ぶ。
国内便では使いこなせなかったリモコンと液晶モニターをどうにか攻略し、
メニューをいろいろ映せるようになる。
既に23時頃だけど、夜はオードブルみたいな軽食が出る。
ついワインなんかも飲む。
ウエルカムドリンクから数えると、
既にいろいろ飲んでいる。
通路を挟んで隣の席のインド系らしいおばさんは、
早々と寝る体勢になっている。
おばさんはトイレに長居していると思ったら、
歯磨きとかいろいろしていたらしい。
私も寝る前にトイレにいく。
さすがに飛行機なので、トイレ自体はビジネスだからといって、
そのものはあまり違いがないように感じられた。
ただ備品がちょっと違う。
そして私が一番驚いたのは、
手を拭くのがペーパータオルじゃない！！！
ちっちゃな普通の（安っぽい）タオルなの！
今から思えば、そのタオルはゴミになるのか、
洗って再利用されるのか知らないけど、
私が自分をつくづく庶民だと自覚したのは、
それをゴミ箱に入れられない瞬間だった。
今治タオルのようないいタオルじゃないけど、
まだ使えそうなタオルをゴミ箱に捨てられず、
ポケットに入れて席に持って帰り、
自分のカバンに入れちゃいましたよ、私は。
家に持ち帰り雑巾として1回は使えると思ったのであった。
翌日もまた使ったタオルをポケットに入れて持ち帰る。
庶民だけでない部分もさらに再確認。
ビジネスシートというのは自分のある部分を見せてくれるシートでもあるらしい。
さて、寝よ寝よと思いシートを倒すと、
これまた素晴らしいのはほぼ180度になるのだ。
ちゃ～～～～、これは素晴らしい！！！
シートも部分的にいろいろな調整ができる。
密かにいじって、いまどきのシートに感動する。
ビジネスに乗れば、結構いい感じで寝ることができるのだ。
エコノミーで寝て、首が・・・なんてことはない。
首周りのあのクッションみたいなものは必要ない！！
飛行機だと寝られないなんて心配も無いのだ！
（揺れるのは別）
そしてブランケットも、エコノミーのあのペラペラでなくて、
結構いい感じの（おそらく）ダウンのふかふか。
昼寝用にグ～～～～ッ！の素敵な毛布で、
うち用に欲しい。
飛行機のブランケットは時々持ち帰る人が多い商品だけど、
これを持ち帰るのはかなりの勇気がいる。
そして、普通にビジネスに乗る人は、
おそらく持ち帰るような人ではない。
ビジネスは寝る環境が素晴らしいのだ。
ちゃんと寝ることができました。
朝食のお粥は他のにすればよござんした。
食事は思ったほどではなかったけど、
ディナーとかならどうだったのかな？
無事成田に到着し、ブランケットに未練たらたらで飛行機を後にした。
成田には7時前に着いたので、
まだ電車数が少なく、時間があったので、
スタバに入り、アイスチャイを注文。
そして電車に乗る少し前くらいからお腹が痛くなる。
ビジネスで出されるものを飲みすぎ、
アイスチャイで止めを刺したようだ。
チェンマイでは中日くらいで1回お腹を壊したけど、
その後は順調だったので、チェンマイが原因ではない。
京成電車の中でかなり残念な状況になる。
その京成電車は指定席で、
トイレがある車両は2つくらい離れていた。
何回も往復する私を不審に思った人もいたかもしれないが、
そのときの私には恥ずかしいとかそんなことを思う余裕はまるでない。
京成電車の中では本当につろうござりました（ぼそっ）。
ビジネスに乗った旅のほぼ終わりがこの状態とは・・・。
悲しすぎる。
ビジネスに乗らなければ、お腹は大丈夫だったと思う。
いい気になってしまい、出されるものをつい飲んでしまった庶民の性。
まるでホテルのバイキングで食べ過ぎて調子を崩すのと同じではないか！
今度ビジネスに乗る機会があるのかわからないが、
（可能性は低いが無いとは言い切れないぞー！）
そのときは飲み物には気をつけて、
快適な空旅を楽しむぞ～～～～～～！！！