今週読んだ本(オススメです)

先日のオススメ本の「動物感覚」を読み、
そこに引用されていて読んだ本が「アレックスと私」。
ヨウム(洋鵡、学名Psittacus erithacus)はアフリカ西海岸の森林地帯に分布する大型インコ、とウィキに書いてある。オウムで調べると、ヨウムはオウム目インコ科、オウムはオウム目オウム科)のアレックスについては、NHK教育の「地球ドラマチック」で初めて知ったので、つい最近のことだ。
日本ではあまり報道されていなかったと思うけど(全く知らなかった)、アメリカなどではアレックスが死んだときは、新聞、ニュースなどで大きく取り上げられていたらしい。
英語では「バード ブレイン」という言葉は、
ちょっと頭の悪い人という意味で使われるらしいが、
アレックスによって、ヨウムが人間の幼児程度の知能を持つということが
様々な実験を通して示されている。
アレックスはそれまで鳥には不可能だと考えられてきたことを、
次々と覆していく。抽象的な概念さえも理解をする。
鳥の能力は私たちが考えているよりも、
はるかに高いものであることが証明されていく。
言葉を覚えたアレックスが人を使うことを覚えるという下りも面白かった。
当時の動物の学問分野での主流とされていた考え方は、
アレックスなどの研究によって、大きな疑問が投げかけられ、
動物の能力に関しても、かつては完全にマイナーだった主張が、
指示を集め始めていく。
(この辺のことが「動物感覚」でとりあえげられている)
この本は専門書ではないので、とても読みやすい。
youtubeのリンクの1本目はアレックスの訃報のニュース。
2本目はアレックス他界の後の番組なので、
アレックスよりも他のヨウムが取り上げられている。
グリフィンはアレックスとともにペッパーバーグ博士のヨウム。
面白いと思ったのは、グリフィンはアレックスと雰囲気や表情が違うのだ。
本書でも性格の違いが書かれていたけど、
動画を見ると納得できる。顔、違う。

アマゾンのレビューを読むと、
皆さん上手に書いてあるので参考になります。

PARROT INTELLIGENCE: DR. PEPPERBERG with AFRICAN GREYS GRIFFIN, ALEX & EINSTEIN
こちらはグリフィンや、物まねをするアインシュタインというヨウムが取り上げられている。
英語わからなくても、それを見るだけでも面白い。

そしてこちらはやっと借りられた本。
何ヶ月待ったかな?
そして読み始めたら1日半。
あっという間に読んだ。
爽やかな読後感。
売れたのはわかる。
そのうちドラマになりそうな話。
と思ったら、すでにwowowでドラマ化されていた・・・。
およっ、キャストを見たら綾野くんが出ているではないか!
真野役。なるほど・・・というキャステングである。
ドラマもそれなりに面白そうだな。
ちなみに「梅ちゃん先生」は・・・・勘弁してくださいっていうくらい、
本も内容も音楽も良くない。
音楽の川井さんもNHK特集やアニメでは、
効果的なものをつくるのに、
朝ドラだとつくりすぎていて嫌味を感じる。
本も音楽も「朝ドラ」という枠にはめすぎて失敗している(と私は思う。
視聴者をバカにしているようにも感じる(私は)。
梅ちゃんのキャラクターにも共感を持ちにくい(私は)。
「カーネーション」があまりにも良かったからね~。
朝ドラの枠を超えて、ドラマとしての質が高かった。
落差がひどすぎませんか、NHK?

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